辞書.app を popup.el のインターフェイスで使うってやつを大晦日にようやく導入

こちらこちらで紹介されている Cocoa Emacs でも Control + Command + D 的なことをしたくて,試してみたんですが,僕の環境では動作しませんでした.これは季節物のネタなのかなあなんて思いつつも,諦めきれずに,こんな関数まで作ってしまいました.

上のコードは要約すると.

(browse-url (concat "dict:///" hoge-str))

というおなじみの方法で辞書.app に飛んだ後,open -a Emacs して強引に Emacs にフォーカスを戻すというものです.
フォーカスを戻せるというのは,それはそれでおもしろい発見だったんですが,すっきりしないのでもう少し調べ,こちらの dict.py にたどり着きました.これが上手く動いたので,これを元にモードを作ってみました.
dict.py は辞書の優先順位に従って検索するとのことなので,予め辞書.app の設定を済ませておきます.

で,ついさっきできたばかりの mac-dict.el を導入すれば,下の画像のようになります.

mac-dict.el が提供する mac-dict-mode はカーソル下の単語をひたすら辞書.app で調べるマイナーモードです.Control + Command + D は覚えづらいので,C-c d あたりの空いてるところにバインドして使ってください.

(global-set-key (kbd "C-c d") 'mac-dict-mode)

プロセスは非同期でキャッシュも使っているのでそれほど重くはならないと思います.一度だけ調べたい場合は,コマンド mac-dict-look-up を使ってください.

それでは,皆さん良いお年を.